秋はやっぱり読書ですね。
今回はこの2冊。

『安政5年の大脱走』五十嵐貴久
井伊直弼が一目ぼれした、津和野藩の姫君。その姫君を得るために、津和野藩の武士たち共々、謀反の罪で孤島の崖の上に幽閉してしまう。その後姫君を助けようとする、津和野藩と彦根藩の駆け引きが描かれている。
五十嵐貴久は大好きな作家の一人。この作家さんの時代物初めてを読んだけど面白かった。途中ちょっと中だるみしてしまったし、女子としてはもう少し、姫の思いが描かれているとよかったかな?
『小さいおうち』中島京子
この前の直木賞受賞作。赤い三角屋根のおうちで、美しい奥様のもと女中奉公をしていたタキが、60年を超えてその時代を振り返る物語。
これは面白かった。久しぶりに一気に読んでしまった。中島京子作品は『均ちゃんの失踪』以来だけど、出てくる人物がとても魅力的。戦前から戦後、戦争のなかで庶民は意外とのんびりしていたり、恋愛していたりして、タキが明るくやりくりしているのがとても興味深い。戦前に東京オリンピックや万国博覧会が行われるはずだったのは、初めて知った。他の作品も読んでみたいなあ。
ところで秋のドラマいろいろとスタートしていますね。
私は大好きな医龍、ギルティ、パーフェクトリポート、子どもと一緒に観るドリトルかな?
今夜から大好きな作家の有川浩原作の「フリーター、家を買う」も始まりますね。
この本泣いて笑って励まされて、すっっごく良かったので、ドラマも観ちゃおうかな?
いつになく今期はたくさん観るpeccoです。